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通巻245号 冷間ロール加工を施した一体型クランク軸フィレット部用自動X線応力測定システム [PDF:1.11MB] Vol.70, No.2 / Dec.2020 通巻245号
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2. 組合せ荷重下にある組立型クランク軸のフィレット冷間 ロール加工による疲労強度向上効果の予測
この部位の疲労強度向上を目的として当社は「冷間ロール加工技術」 を開発した。本技術は加熱を伴わないため熱変形がなく,寸法精度や生産性に優れる。このため,1970
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3. 冷間ロール加工を施した一体型クランク軸フィレット部用 自動X線応力測定システム
が注目されている。当社は冷間ロール加工技 術の開発を古くから進めてきた。冷間ロール加工技術 は,他の表面処理技術と比べて表面処理深さが深いた め,大型クランク軸にも適用可能な技術である 5) 。冷間
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その疲労強度をさらに向上させるものとして,フィレット部を外力により強化させる方法がある。その強化方法の一つとして,当社では冷間にてロール加工を施す方法( 写真 3 :冷間ロール加工法)
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( 写真 3 :冷間ロール加工法)を 開発,実用化してきた。ピンフィレット部は大きなウェ ブに挟まれ空間が狭いこと,およびディーゼル機関のコ ンパクト化傾向と相まって,その冷間ロール加工装置に
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6. 組立型クランク軸用鋳鋼スローの熱間ロール加工法の高 度化
「冷間ロール加工」技術 2) の適用などにより信頼性向上 を図っており,鋳鋼製スローを使用したクランク軸の生 産量は世界全体の約 30%に達している。
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7. 低速ディーゼル機関用クランク軸の応力計測と実働応力解析
なお,本 クランク軸のピンフィレット部には冷間ロール加工が施 されており,強度は更に上昇していると考えられる。 2.実働応力解析 上記計測位置に関する応力解析を行った。トルクと縦
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(Continuous Grain Flow)鍛造法,冷間ロール加工, 高周波焼入,窒化,ショットピーニングなどが挙げられ る 4), 5) 。中でも,疲労強度と比例関係にある引張強さ 6) を
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9. 大型ショートストローク鋳鋼製組立型クランク軸の信頼 性評価
に厳しいピンフィレット部を強化するために当社独自の 技術である冷間ロール加工法を実用化するなど,高疲労 強度化のニーズに応じてきた。 一方,大型コンテナ船用の主機関においては船の高速
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に対し,高強度材料の開発という材料面からのアプロー チや冷間ロール加工法 1 ), 2 ) の適用が,さらなる高疲労 強度化の有力な手段となる。冷間ロール加工法は,実働
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