道路附属物点検に対する掘削不要な検査方法がNETIS-VEに登録されました

2020年10月8日

神鋼検査サービス株式会社
株式会社コベルコ科研

神鋼検査サービス株式会社、株式会社コベルコ科研(以下、両社)は、各々が技術開発した、「POLE SCANNER ぐる探」、「i-PECT」を道路照明柱、標識柱等の道路附属物(以下、道路附属物)の点検業務に対し、受託サービスとして提供しています。

この度、国土交通省が運用するNETIS※1において、NETIS-VE登録(登録No.KK-150069-VE)され、併せて、活用促進技術※2に指定されました。

道路附属物は膨大な数量(例.標識:220万基、照明:350万基)であることが、点検を行う際の課題となっております。

両社は、道路附属物の点検業務に対し、非破壊検査技術を用いて掘削せずに支柱地際部の腐食状況を、迅速に調査(i-PECT)し、且つ腐食傾向(POLE SCANNER ぐる探)を確認することができます。

現状の点検方法は、掘削を行い目視や板厚計による点検を実施していますが、表1に示すように、両社の開発技術を活用することで、点検業務の効率化と生産性向上につなげ、インフラ長寿命化に寄与いたします。

  • ※1 NETIS(New Technology Information System:新技術情報提供システム)
    国土交通省が運用しているデータベースで、新技術の活用のため、新技術に関わる情報の共有・提供を目的として整備されたものです。 インターネットで公開されており、有用な新技術の情報を誰でも入手することが可能です。

  • ※2 活用促進技術:特定の性能又は機能が著しく優れている技術、全国的に普及することが有益と判断される技術

表1.「掘削による点検方法」と「開発技術」の比較

表1.「掘削による点検方法」と「開発技術」の比較

凡例;現状の点検方法に比べ、○=優れる、△=同等、×=劣る

※Ⅰ.両社調べ

※Ⅱ.i-PECTで全数(36本)スクリーニング。腐食有判定の7本(全数20%)をぐる探で精密検査と想定している。

POLE SCANNERぐる探

POLE SCANNERぐる探

i-PECT

i-PECT

  • ※ぐる探・i-PECTの単独活用、両技術組合せ活用のいずれでも対応可能です。

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