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研究開発・各種技術(容器・廃棄体の開発)

処分容器と廃棄体の製作への取り組み

輸送・貯蔵容器(キャスク)で培った容器設計・製造技術を水平展開して、処分容器の開発をすすめています。

低レベル放射性廃棄物(LLW)や高レベル放射性廃棄物(HLW)の処分場で使用する処分容器を試作するとともに、各種試験評価にも取り組んでいます。さらに、処分容器を使用した原子力発電所・再処理施設等の原子燃料サイクル施設での廃棄体の製作システムや設備の設計を提供しています。

また、金属廃棄物の溶融処理や、それらの再利用に関する研究にも取り組んでいます。

さらに、アメリカのStudsvik社殿との技術提携により、廃樹脂、廃油、廃プラスチックなど様々な廃棄物を蒸気改質による熱分解で減容し、無機質の粒子や固化体にすることができるTHOR 処理システムや、スウェーデンのSKB社との包括業務提携により処分場操業システムの検討や設計にも取り組んでいます。
(THOR:THermal Organic Reduction)

  • 試作したLLW向け鋳造処分容器本体

    試作したLLW向鋳造処分容器

  • 炭素鋼容器蓋部の遠隔自動溶接試験(MAG法)

    炭素鋼容器蓋部の
    遠隔自動溶接試験(MAG法)

  • 試作したHLW向け処分容器

    試作したHLW用処分容器
    写真提供:
    (独)日本原子力
    研究開発機構殿

  • クリアランス金属による再利用候補製品の例 処分容器用遮へい材

    クリアランス金属による
    再利用候補製品の例
    処分容器の内側に
    収納する遮へい材

低レベル放射性廃棄物処分システムのイメージ図

低レベル放射性廃棄物処分システムのイメージ図
写真提供:SKB殿(スウェーデン)

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